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【担当者必見】長期インターン採用を行う5つのメリット&選考のポイントを解説します

長期インターン採用のメリット・ポイント

「長期インターン採用って本当に効果があるの?」
「どうやって優秀な学生を見つければいいの?」

といった疑問をお持ちの採用担当者、責任者の方はきっと少なくないですよね。

本記事では、長期インターンを採用する5つのメリット、インターン採用時に意識しておくべきポイント等を詳しく解説します。

この記事を読めば、より効果的なインターン採用戦略を立てることができるはずです。

目次

長期インターン採用をする前に考えるべきこと

まず、長期インターン採用を始める前に考えるべき3つの重要なポイントについて詳しく解説します。これらを押さえることで、より再現性の高いインターン採用を実現できるでしょう。

①インターン生に任せたい業務は何か

長期インターン採用を成功させるためには、まずインターン生に任せる業務を明確にしましょう。

意外と多いのが「なんとなく学生のインターンがいたら楽になりそう!」と採用したものの、実際どんな業務を任せればいいか社内で合意が取れておらず、学生が宙ぶらりの状態が長く続いてしまうといった事態。

インターン生に任せる業務は、「正社員には任せづらいが、外部に委託しづらいもの、クオリティを担保したいもの」がマッチしやすいでしょう。

以下が、インターン生に適した業務の一例です。

  • オウンドメディアの記事執筆
  • データ入力や分析
  • マーケティングリサーチ
  • SNSの運用
  • ウェブサイトの更新
  • 簡単な営業サポート

上記は比較的短期間の教育で対応可能なものも多く、優秀な大学生にとっても難易度が低すぎない点もインターンの業務としてマッチしやすいといえます。

②バイト・正社員ではなく、なぜインターンなのか

インターンと他の雇用形態を比較し、なぜインターンを採用したいのかを考えることも重要です。単に人手不足を解消するためならアルバイトで十分かもしれませんし、即戦力を求めるなら正社員採用の方が適しているかもしれません。

長期インターンは、以下の点でメリットがあると言えます。

  1. 優秀な人材の早期発掘:インターンを通じて、将来有望な人材を採用することができる
  2. 実践的な人材育成:学生に実務経験の機会を提供することで、企業にとって将来の戦力を育成する機会となる
  3. コスパの良い人材:むしろ正社員よりも活躍する大学生インターンも存在する。給与も抑えられるのでコスパも良いになりうる
  4. 組織の活性化:若い世代との交流により、新しいアイデアや視点を取り入れたり、社内コミュニケーションの活性化を促したりすることができる

これらを踏まえ、自社の現状と目的を照らし合わせ、長期インターンの採用を検討しましょう。

③新卒採用に繋げるかどうか

インターン採用を検討する際、新卒採用に繋げるかどうかも事前に考える必要があります。この点を検討しておくことで、インターンを含めた採用方針が明確になります。

新卒採用に繋げる場合、インターン期間中に学生の適性や能力を評価できます。学生も企業文化や業務内容を深く理解できるため、採用前にミスマッチを防げます。

また、優秀なインターン生を採用することができれば、入社後もスムーズに業務に取り組むことができ、即戦力として会社に貢献できる可能性が高まります。

これらのポイントを検討した上で、自社の採用戦略を決定していくことが重要となります。

長期インターンを採用する5つのメリットとは

長期インターンを採用することで、企業には多くのメリットがあります。ここでは、その中でも特に重要な5つのメリットについて詳しく説明します。

①新卒では採用できないレベルの学生を採用できる

インターンを活用することで、新卒での採用が難しいレベルの学生を採用できる可能性があります。多くの有名大学の学生は、就職活動で大手企業や外資系企業を中心に応募します。


しかし、インターン先としてはスタートアップ企業や中小企業を選ぶケースが多くなります

そもそも大企業の長期インターンは実施数が少ない一方、ベンチャー企業は募集数も多いのが主な理由でしょう。加えて新しい環境での挑戦や、より多くの裁量権を得られる環境が選ばれる理由といえます。

また、インターンを経験した学生が、そのまま新卒として入社するケースも少なくありません。インターンを経験していることで、すでに企業文化や業務内容を理解しているため、正社員としての入社後即戦力になることもメリットとしてあげられます。

このように、長期インターンは企業にとって、新卒採用では採用が難しい優秀な人材を獲得する貴重な機会となります。学生側も企業の実態をよく把握できるため、ミスマッチを防ぎ、互いにメリットのある採用につながる可能性が高くなります。

②正社員以上の働きの学生もいる

長期インターンに参加する学生の中には、モチベーションが非常に高く、正社員以上の成果を上げる人もいます。このような学生は正社員として採用した場合も、継続的に高いパフォーマンスを発揮できることでしょう。

また、インターンをする大学生には貪欲に成長したいと考えている優秀な若者も多く、より大きな仕事やプロジェクトに取り組みたいと考えている学生も少なくないでしょう。

ただし、全てのインターン生が必ずしも正社員以上の成果を上げるわけではありません。企業側も適切な指導と機会提供を行い、インターン生の能力を最大限に引き出すために注力する必要があります。

③給与は高くない

インターン生への給与水準は、正社員と比べて低いことが一般的です。これには主に2つの理由があります。

1つ目は、インターンの主な目的が実務経験を積むことにあるためです。

2つ目として、雇用形態がアルバイトであり未経験の状態で始める学生が多いことが挙げられます。

しかしながら、学生はインターンを「実務経験を通じて専門的なスキルや業界知識を得られる貴重な機会」と位置付けているため、給与が低くても参加を希望しています。

特に競争が激しい業界や職種においては、インターンの経験が就職活動における重要なアドバンテージとなり得ます。

そのため、手頃な給与で優秀な学生を雇用でき、モチベーション管理も比較的簡単なので、この状況は企業側にとって大きなメリットとなります。

④正社員には任せづらい業務を任せられる 

インターン生に任せる業務の中には、正社員には継続して依頼することが難しいものも多くあります。例えばライティング業務やリサーチ業務など、重要ながら地道な作業が含まれます。

これらの業務は、継続的に発生するものの専門性がそれほど高くない業務であるため、インターン生に任せやすい業務となります。

ただ、仕事の経験がないインターン生はこれらの業務を通じて、実務経験を得ることができ、新たなスキルを学べます。

このように、インターン生に特定の業務を任せることは、学生にとって価値ある実務経験を提供するだけでなく、企業にとっても効率的にプロジェクトを進める手段となります。

⑤若手社員にメンターの機会を与えられる

長期のインターン採用は、インターン生の育成だけでなく、若手社員の成長にも非常に効果的です。インターン生を指導することで、若手社員にとって貴重なメンター経験とリーダーシップスキルを培う機会を得られます。

このように、インターン採用は組織全体のリーダーシップ能力を促進し、社内での人材育成の環境を強化する重要な戦略となるでしょう。

長期インターンを採用する方法

長期インターンを採用するには、様々な方法がありますが、ここでは効果的な4つの方法をご紹介します。これらの方法を取り入れることで、より多くの優秀な学生との出会う機会が得られます。

①インターン求人媒体への掲載

インターン専用の求人媒体は、企業がインターン生を効率的に募集するための最も手っ取り早い方法です。

代表的なインターン求人媒体には、以下のようなものがあります。

  1. Wantedly(ウォンテッドリー)
  2. Infraインターン
  3. 01インターン
  4. UT-Board
  5. Voil
  6. Renew

これらの媒体は、多くの学生が登録しているため、幅広い層の学生にアプローチ可能です。また、業界や職種、地域などで絞り込み検索ができるため、自社に合った学生を効率的に見つけられるでしょう。

ただし、掲載料金が高額な場合もあるため、自社の予算と照らし合わせて検討する必要があります。

②自社HP・SNSの活用

自社のHPやSNSを活用することも、効果的な方法の一つです。これらを通じて、企業は自社の文化や求める人材像を直接的に伝えられます。企業のブランドに共感する学生からの応募を促せる点も魅力的です。

XやInstagramなどのSNSでは、視覚的なアピールがしやすく、学生の目に留まりやすい傾向があります。これらを活用するときは、より多くの学生に届けるためにも、「#インターン募集」「#長期インターン」などのハッシュタグを使用するとよいでしょう。

③社員のリファラル

社員の繋がりを利用したリファラル制度は、最も信頼性の高い採用方法の一つです社員の後輩の学生や過去所属していたサークルなどのLINEに募集文を流してもらうだけでも効果があるでしょう。

特に活躍している社員のリファラルであれば、候補の学生は企業にフィットする可能性が高くなります。

リファラル制度をより汎用的に実施するために、「社内で制度を周知し、インセンティブを設ける」ことや「紹介された学生の選考プロセスを通常と異なり、内定が出やすくする」といったことを意識すると良いでしょう。

④地元大学との提携

多くの大学にはキャリアセンターが設けられており、学生と地元企業との架け橋となります。企業はこれを利用して、大学のポータルサイトに掲載をお願いすることも1つの手となります。

学生にとっても、地元の企業で実務経験を積むことにより、将来的に地元での就職を検討するきっかけにもなります。

長期インターンの入社までの流れ

長期インターンの入社までの一般的な流れは以下の通りです。

  1. インターンを募集する
    企業は求人広告を通じて、インターンの募集を公開します。この段階で、業務内容、期間、応募資格などの詳細を明確にし、求めている人材へのアプローチが重要です。
  2. 書類選考
    送られてきた履歴書や職務経歴書を基に、企業は候補者のスキルや経歴を評価します。
  3. 面談(人事)
    人事による初回面談を行い、候補者の一般的な職業適性や人間性を評価します。コミュニケーション能力やチームで働く能力など、一緒に働く上で必要となる基本的な要素がチェックされます。
  4. 面談(担当者)
    実際にインターンとして働く部署の担当者が面接を行います。このフェーズで、より専門的な知識やプロジェクトへの適応能力が評価され、候補者が実際の業務にどれだけ貢献できるかを見極めます。
  5. 入社
    最後に、これらの選考プロセスを通過した学生がインターンとして入社することになります。オリエンテーションを通じて、企業文化や業務の流れが説明され、実際の業務が開始されます。

この一連の流れを通じて、企業は優秀なインターンを確保し、候補者は貴重な実務経験を得られます。

長期インターン選考のポイント

長期インターンを成功させるためには、適切な選考プロセスが重要です。ここでは、長期インターン選考の3つの重要なポイントについて詳しく解説します

①募集の条件は広めに

募集条件を広く設定することで、より多くの応募者にアプローチできます。ここで、条件を厳しく設定しすぎると、優秀な候補者が応募を見送る可能性が高くなります。

例えば、「TOEIC900点以上」や「プログラミング経験3年以上」といった高い条件を設定すると、多くの学生が「自分には無理だ」と思い、応募を諦めてしまい、そもそもの応募数が確保できなくなるリスクが生まれます。

特に、経験よりもポテンシャルを重視するインターンシップでは、広い視野での候補者の評価が望まれます。そのため、初期段階では求める条件より低めに設定するのがおすすめです。

②1、2年生中心がおすすめ

長期インターンの採用においては、1、2年生を中心とした採用がおすすめです。これは、1、2年生が授業の負担が少ないことにより学業との両立を図りやすく、長期間のインターンに参加しやすい傾向があるためです。

一方、3年生は就活前に急いで「インターンをやった実績作り」がしたいだけのケースもあるので見極めが難しくなります。そのため、1、2年生の方が企業としても採用しやすいでしょう。

③数をこなして基準を作っていく

長期インターン採用を成功させるためには、ある程度の数をこなして選考基準を確立することが重要です。

初めは広く応募を受け付け、多くの面接を行うことで、どのような候補者が企業のニーズに合うかのサンプルを収集できます。

また、選考を重ねることで、より効果的な評価基準や効率的な選考プロセスを作ることが可能になり、よりスムーズな採用が実現します。

長期インターン面談のポイント

長期インターンの面談は、企業と学生の双方にとって重要な機会です。ここでは、効果的な面談を行うための3つのポイントについて詳しく解説します。

①未来よりも過去の話をする

長期インターン面談では、未来のことよりも学生の過去の経験に焦点を当てるべきです。

なぜなら、「どんな仕事がしたいか、将来の夢はなにか」を聞いても、あまり意味がないケースが多いからです。学生のの間は、「自分のやりたいことが分からない」ケースがほとんど。

そのため、面談の場では「これまでの学校生活やアルバイト、サークル活動」等の事実に基づいた具体的なエピソードを聞くことで、より正確に学生の能力や適性を判断できます。

特に人生のハイライトをヒアリングすることがおすすめです。

それにより「問題解決力」、「チームワークスキル」、「リーダーシップ経験」、「学習能力」、「上昇志向」などの重要な特性を見出すことができます。

②話の上手さより、話を聞いているか

面談では、学生の話す能力よりも聞く能力が重要です。

学生の中には、「面談上手」な学生が一定数存在します。しかし、その学生がインターンを通じて活躍する人材かどうかは別の話となります。

それよりもむしろ、面接官の話を本気で聞いているかどうかを重要視したほうが良いでしょう。

面接中での質疑応答の正確性や垣間見える表情や態度から、その候補者が他人の意見をどれだけ尊重し、どう理解するかを評価できます。これにより、チームでの協働性や学習意欲を見極められます。

③主体的に取り組む姿勢が見えるか

候補者の主体性は、面談で特に注目すべきポイントです。

具体的には、「過去の経験をインターンでの業務に紐づけて話せている」、「仕事に関する質問している」、「希望の出勤日数が多い」といった要素から、主体的に取り組む姿勢があるかどうかを判断できるでしょう。

主体的に取り組む姿勢が見られる学生は、長期インターンで高い成果を上げる可能性が高く、将来的に企業にとっても有益な人材となる可能性を秘めています。

面談時にこのようなポイントを見逃さず、評価することが、成功する長期インターン採用の鍵となります。

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この記事を書いた人

myturnマガジンは長期インターンを中心に情報を発信する、大学生のためのインターンシップ情報サイトです。

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