「長期インターンを探したいけど、どう見つけたらいい?」
「自分に合うインターンの探し方のコツは?」
という方向けに、本記事では、長期インターンの探し方や自分に合うインターンの選び方、応募から合格までの流れを紹介します。ぜひ、長期インターンを探す際に役立ててください。
以下の記事では、学年別の長期インターンの探し方を紹介しています。
そもそも長期インターンとは
長期インターンとは、最低3ヶ月以上の期間のインターンを指します。
社員と同様の実務経験を積めるため、業界や企業への理解を深めたり、スキルを伸ばせたりといったメリットがあります。
有給で働く場合がほとんどなのも長期インターンの特徴。スタートアップ企業で募集されるケースが多く、裁量が大きいプロジェクトを任されることもあります。学生のうちから長期インターンで積んだ社会人経験は、就活や入社後にも役立つでしょう。
長期インターンの探し方8通り
長期インターンの探し方は、主に8通りの方法があります。
- インターンサイト
- SNS
- 公式サイト
- 大学ポータルサイト
- キャリアセンター
- 新卒採用サイト
- OB訪問サイト
- 友人・知人の紹介
各方法を確認し、長期インターンを探してみましょう。
インターンサイト
効率的に長期インターンを探すなら、インターン求人専用サイトを利用するのがおすすめです。
インターンに特化したサイトは最新情報が随時更新されており、業界や職種、仕事内容などの条件を絞った上で自分に合う求人を見つけられるのが特徴です。
求人サイトのなかには、企業からスカウトが届く機能を搭載している場合もあります。プロフィールにスキルや経験などを記載しておけば、興味を持った企業から声をかけてくれるため、選択肢の幅を広げられるでしょう。
SNS
企業によっては、SNSを通じて長期インターンを募集している場合があります。スタートアップ企業など、インターン求人専用サイトには掲載されていない企業が求人を募集していることも少なくありません。
ただし、なかには実態不明の怪しげな募集が出ることもあるため、事前に企業の口コミや詳細情報を確認した上で応募を決めてください。
公式サイト
インターンに参加したい企業が決まっている場合は、公式サイトの採用情報を確認しましょう。企業によっては公式サイトのみで長期インターンの募集を出していることもあります。
募集が出ていないものの、どうしてもインターンに参加したい企業があるときは、公式サイトを通じて連絡を取るのも1つの方法です。
大学ポータルサイト
大学のポータルサイトでも、長期インターンの求人を掲載している場合があります。所属する大学のポータルサイトをチェックして、希望とマッチする求人があるか確認してみましょう。
キャリアセンター
キャリアセンターで扱っている求人は、卒業生が所属している企業や人事と大学の繋がりが強い企業が多いと言われています。
どの企業を受ければ良いかわからないときは、キャリアカウンセラーに相談するのがおすすめです。
新卒採用サイト
新卒採用サイトでは、採用に関する情報だけでなく長期インターンの求人を掲載している場合があります。
インターン求人専門サイトと比べて求人数は劣りますが、新卒の情報をチェックするついでにインターン求人についても確認してみると良いでしょう。
OB訪問サイト
企業のなかには、OB・OG訪問サイトに長期インターンの募集窓口を設けていることがあります。また、OB・OG訪問サイトを通じて繋がった先輩に長期インターンの募集があるか聞いてみるのも選択肢の1つです。
友人・知人の紹介
長期インターンの参加経験がある友人・知人が周りにいる場合は、求人を紹介してもらうのも良いでしょう。
実際の体験談を聞いてから参加する企業を決められるため、初めての長期インターンでも安心。ただし、求人の選択肢は狭くなるので、インターン求人専用サイトなども並行して活用するのがおすすめです。
長期インターンを探すのに役に立つ2つの軸
長期インターンを探す際は、2つの軸を意識することが大切です。
1.インターンの目的を確認
まず最初に、長期インターンをする目的を考えましょう。
「エンジニアとして仕事をしてみたい」「営業職として成果を出して就活に繋げたい」「まずは編集の仕事を体験してみたい」など、目的によって最適なインターン先は異なります。
長期インターンに参加しても、自分の目的とずれていては貴重な学生生活がもったいないですよね。
ある程度自分の目的が整理できたら、求人サイトなどを活用して、目的にマッチする企業の長期インターンに応募してみましょう。
2.簡単な自己分析
有給の長期インターンは、書類や面接で選考が行われる場合がほとんどです。学生である以上、職歴は特に問われませんが、どのような人物であるかは面接でしっかりと見られます。自己分析を行い、自分の魅力をアピールできるようにしましょう。
まずは、インターン先に興味を持った理由を明確にします。理由が曖昧だと「他の企業でも良いのでは」と思われるため注意が必要です。
次に、インターン先で努力できる理由も考えてください。学生生活のなかで頑張った経験を振り返り、インターン先でも役立てられることを伝えるのがポイントです。
自分が得意なことも重要なアピール要素の1つ。具体的なエピソードとともに答えられるように準備しましょう。
初めての長期インターンにおすすめな企業の見抜き方
ここからは、初めてでも安心して長期インターンに参加できる企業の見抜き方を紹介します。次に繋がる経験になるよう、適切な企業を選んでいきましょう。
1.社員の人と仕事できる
長期インターン先を選ぶ際は、社員と一緒に仕事ができるか確認することが大切です。長期にわたるインターンでも、学生同士での仕事や、単純作業が中心では実際の仕事に携わって経験を積むことはできません。
社員と仕事をしながら社会人経験を積める長期インターンなら、今後の就職活動や入社後に役立つスキルを身につけられます。
スタートアップ企業など、比較的規模の小さい企業であれば重要なプロジェクトに参加できる可能性も。業務内容をチェックし、社員と一緒に働けたり、FBを直接受けられる環境か確認しておきましょう。
2.インターン生の仕事やステップアップが明確
長期インターンの募集要項に業務内容やステップアップに関する項目が明記されていることもポイントです。
業務内容が曖昧だと「裁量権の大きな仕事を任されると思ったのに、実際は事務作業のみ」など、イメージと現実のギャップを感じる場合があります。
また、昇給や業務内容などのステップアップがはっきりしている企業のインターンは、やりがいにも繋がります。努力を重ねるごとに評価が上がるため、最後までモチベーションを維持しながら働けるはずです。
3.すでに活躍しているインターン生がいる
すでに活躍しているインターン生がいる企業は、インターン生であっても実力と意思があれば業務を任せ、どんどん裁量を渡している証拠です。
また、目標となるインターン生がいることで、仕事に対するモチベーション向上にも繋げられます。
長期インターン求人を探す際には、業務のリーダーを任されていたり、重要なプロジェクトに参加したりしているインターン生がいるか確認しましょう。インターン求人専門サイトや企業の公式サイトなどでインターン生のインタビューをチェックするのもおすすめです。
4.新卒で入社したインターン生がいる
新卒で入社をした元インターン生がいる場合も、インターン生を重用していることの1つの証明です。
また、インターン生が入社したくなる魅力のある企業と考えることもできるでしょう。
近年は採用直結型のインターンシップもあり、効率的に就活ができる方法として注目を集めています。社会人経験を積むだけでなく、就活の一環であることも意識してインターン先を選んでみてください。
おすすめできない長期インターンの4つの特徴
ここでは、避けておきたい長期インターン先の特徴を紹介します。時間を無駄にしないためにも、気をつけるべきポイントをチェックしましょう。
1.インターン生の仕事が明確ではない
募集要項や説明にインターン生の具体的な業務内容が含まれていない企業は注意が必要です。「社員と一緒に実務経験を積める」と謳っていたとしても、実際は単純なルーティン作業しかやらせてもらえないケースもあるでしょう。
長期インターンでは、社員と同様の仕事を経験することで知識やスキルを身につけることが重要です。どのような仕事を任されるのか、詳細情報を確認した上で自分の目標を達成できる企業を選ぶようにしてください。
2.事業内容がよくわからない
公式サイトなどを確認しても事業内容がよくわからない企業も、長期インターンへの参加は避けましょう。どのような事業を行なっているか不明瞭な企業は怪しげな取引をしている可能性もあり、信頼性が低いと考えられます。
インターン求人専用サイトなどに掲載されている企業は信頼性が担保されていることが多いですが、SNSで求人を募集している企業には要注意。問題なく働ける企業であるか、インターン生の口コミなどを確認してから参加を決めてください。
3.面接官の人に元気がない、または高圧的などの違和感
面接官は、企業を映す鏡だと考えて接するのがおすすめです。選考の際に面接官の元気がなかったり、やる気を感じられなかったりする企業は避けた方が無難。インターン生への思い入れがなく、仕事でも適正に評価してもらえない可能性があります。
高圧的な態度を取る面接官の場合、社内でパワハラが常態化しているリスクも。面接で何らかの違和感を覚えた場合は一度立ち止まり、本当にインターンに参加しても問題のない企業であるか再確認しましょう。
4.給与・条件が明示されていない
募集要項に給与や勤務条件が明示されていない企業は、信頼性が低いと考えられます。
もし、具体的な条件の提示を求めても拒むようならインターンへの参加は避けましょう。想定していた時給より低い給与が振り込まれたり、時間外労働を押し付けられたりといったリスクがあるでしょう。
一般的な企業は、給与や勤務条件を明示している場合がほとんど。特に勤務条件は学業との両立にも大きな影響を与えるため、無理なく働き続けられる範囲であるか確認することが重要です。
長期インターン応募までのフロー
ここからは、長期インターンへの応募から合格までの流れを紹介します。具体的なフローを確認して、長期インターン先を見つけましょう。
いくつかの求人サイトで検索
長期インターンを探す際は、複数の求人サイトを利用するのがおすすめです。求人サイトによって取り扱う求人が異なる場合があるため、比較をしながら選ぶと選択肢の幅を広げられます。
ただし、利用するサイトが多すぎると全ての情報を把握するのが困難になるでしょう。2〜3個を目安に使い勝手の良いサイトを選ぶと効率的にリサーチを進められます。
条件に合う求人を探す
長期インターンを検索する際は、目指す職種や業界などの条件にマッチする求人を探すことが大切です。求人サイトなら、条件を絞った上で検索できます。
また「週◯日〜OK」「フルリモート可」「昇給あり」など、勤務形態やステップアップに関する条件も明確にしておく必要があります。
求人サイトによっては実際にインターンを経験した人の口コミが掲載されている場合もあるので、条件に合致する求人であるか確かめるための参考にしましょう。
応募してみる
長期インターンは、人気企業ほど選考倍率が高くなります。1社受ければ必ず内定がもらえるわけではないため、複数の企業に応募するのがおすすめです。
一般的な応募数の目安は5社ほど。応募数が多すぎると選考の日程が被ったり、企業からの連絡を見落としたりといったリスクがあるので注意してください。
面接の準備(質問を必ず用意する)
選考を受ける企業が決まったら、面接の準備を始めましょう。準備の際は、面接への回答を用意しておくのが鉄則です。
定番の質問として挙げられるのは「志望動機」「自己PR」「学生時代に頑張ったこと」「自分の強みと弱み」など。こうした質問は就活の際もよく聞かれるため、自己分析をして決めておくようにしてください。
面接を受けてみる
面接当日は、時間に余裕を持って会場に到着するようにします。受付では、学校名と氏名を告げた後にインターンの面接で訪れた旨を伝えてください。
質問への回答は結論から入り、簡潔に話をまとめるのがポイント。話すときは面接官の目を見ながらハキハキと答えるようにしましょう。面接後は内容を振り返り、うまくいかなかったところを次回の改善点としてリストアップするのがおすすめです。
長期インターンを始める上での注意点
最後に、長期インターンを始める際の注意点を紹介します。事前に心構えをしてからインターンに参加するようにしましょう。
バイトとは違うことを認識しておく
長期インターンとアルバイトは、全く異なるものだと意識をしておくのは大切でしょう。
アルバイトはあくまで決まった作業を行うオペレーターであるのに対して、長期インターンでは自分で考えて業務を行う機会が多いのが特徴。
ただ、漠然と参加するのでは、長期インターンの意味が薄くなるので、与えられた業務の内容をしっかり把握し、より良い仕事ができるようにしてみてください。
また、企業によっては、長期インターンを選考過程の1つと考えている場合もあります。長期インターンで成果を上げることで今後の就活にも有利に働く可能性があるため、評価を得られるように努力していきましょう。
受からなくても落ち込まない
長期インターンの選考は、アルバイトよりも倍率が高いケースもあり不採用となることもあるでしょう。人気企業は特に倍率が高いため、なかなか受からず落ち込むこともあるかもしれません。
しかし、不採用でも落ち込みすぎる必要はありません。
前回の面接で問題だったところを改善したり、面接練習を繰り返したりして前向きに進んでいけば、採用のチャンスは訪れます。